<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 達哉樂天行>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 達哉樂天行（たっさいらくてんかう）>
<BookPage: 344-346>
<UsedPage: 3>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
達哉達哉白樂天，
分司東都十三年。
七旬纔滿冠已挂，
半祿未及車先懸。
或伴遊客春行樂，
或隨山僧夜坐禪。
二年忘却問家事，
門庭多草廚少煙。
庖童朝告鹽米盡，
侍婢暮訴衣裳穿。
妻孥不悅甥姪悶，
而我醉臥方陶然。
起來與爾畫生計，
薄產處置有後先。
先賣南坊十畝園，
次賣東都五頃田。
然後兼賣所居宅，
髣髴獲緡二三千。
半與爾充衣食費，
半與吾供酒肉錢。
吾今已年七十一，
眼昏鬚白頭風眩。
但恐此錢用不盡，
即先朝露歸夜泉。
未歸且住亦不惡，
飢餐樂飲安穩眠。
死生無可無不可，
達哉達哉白樂天。
<End Poem>
<Translation>
真理に達した人だなあ、白楽天は。東都洛陽に外司たること十三年であった。
七十歳になるやいなや辞職をし、俸給が半減されないうちに隠退したのだ。
そのあとは遊人のともをして春には行楽をし、またあるときは山僧にならって夜に坐禅している。
家事も二年間はまったく忘れてしまっていたので、家じゅう草だらけでくりやからは煙もたたない。
そこで朝にはポーイが「塩も米もなくなりました」といいに来るし、暮にはごいむどが 「衣裳にあながあいてます」といいに来る。
妻子もよろこばずたちは心配する。だのにわしは酔っぱらっていい気持ちでねている。
やがて起きて来ておまえたちと生活のやりくりを考えた。「すくない財産だがその処分には前後がある。
まず南紡の十畝の園を売る。次に東郭の五頃の田を売る。
そのあといま住んでいる住宅を売ると、まあまあ二、三千の金が手にはいる。
その半分をおまえたちに衣食の費としてわたし、あとの半分は自分の酒や肉の代金にしよう。
わしももう七十一歳だ。目はくらみひげは白く頭にも狂いがきている。
心配なことはただ一つでこの銭を使いきらないうちに、朝の露より早くよみの国へゆきはしないかということだ。
死なないでもうしばらく生きているのも悪くない。腹がへれば食い楽しんで飲み安らかに眠るのだからだ。
だから死んでも可もなく不可もなしだ」真理に達した人だなあ、白楽天は。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
真理に達した人だなあ、白楽天は。
東都洛陽に外司たること十三年であった。
七十歳になるやいなや辞職をし、
俸給が半減されないうちに隠退したのだ。
そのあとは遊人のともをして春には行楽をし、
またあるときは山僧にならって夜に坐禅している。
家事も二年間はまったく忘れてしまっていたので、
家じゅう草だらけでくりやからは煙もたたない。
そこで朝にはポーイが「塩も米もなくなりました」といいに来るし、
暮にはごいむどが 「衣裳にあながあいてます」といいに来る。
妻子もよろこばずたちは心配する。
だのにわしは酔っぱらっていい気持ちでねている。
やがて起きて来ておまえたちと生活のやりくりを考えた。
「すくない財産だがその処分には前後がある。
まず南紡の十畝の園を売る。次に東郭の五頃の田を売る。
そのあといま住んでいる住宅を売ると、
まあまあ二、三千の金が手にはいる。
その半分をおまえたちに衣食の費としてわたし、
あとの半分は自分の酒や肉の代金にしよう。
わしももう七十一歳だ。
目はくらみひげは白く頭にも狂いがきている。
心配なことはただ一つでこの銭を使いきらないうちに、
朝の露より早くよみの国へゆきはしないかということだ。
死なないでもうしばらく生きているのも悪くない。
腹がへれば食い楽しんで飲み安らかに眠るのだからだ。
だから死んでも可もなく不可もなしだ」真理に達した人だなあ、白楽天は。 
<End Formatted Translation>